名前
mmcat - パーティションのコンテンツを標準出力stdoutに出力する
書式
mmcat [-t mmtype ] [-o offset ] [ -i imgtype ] [-b dev_sector_size ] [-vV] image [images] part_num
説明
mmcatは指定したボリュームのコンテンツをstdoutに出力する。このコマンドによりパーティションのコンテンツを別ファイルに抽出することが可能となる。
引数
- -t mmtype
- メディア管理タイプを指定する。引数に"-t list"を指定するとサポートされているタイプのリストを表示する。このオプションが与えられなければ、自動検出を実行する。
- -o offset
- パーティションシステムの開始が含まれるボリュームをイメージ内のオフセットで指定する。パーティションシステムの相対的なオフセットがこの値に加えられる。
- -b dev_sector_size
- デバイスのセクタサイズをバイト値で指定する。このオプション指定がない場合はイメージフォーマットで利用されている値か512が指定される。
- -i imgtype
- イメージファイルのタイプをrawのように指定する。引数に"-i list"を指定するとサポートされているタイプのリストを出力する。このオプションが与えられなければ、自動検出を実行する。
- -v
- 標準エラー出力STDERRに詳細情報を出力する。
- -V
- バージョン情報を表示する。
- image [images]
- -iで指定した形式のディスクイメージまたはパーティションイメージを指定する。イメージが複数のセグメントに分割されていればそれらのファイル名を指定してもよい。もしファイルが1つだけ指定されて、それが連続する名前の先頭(例えばファイル名の最後が'.001')であれば、イメージのセグメントは自動的に含まれる。
- part_num
- 処理するパーティションのアドレス。パーティションのアドレスはmmlsの出力を参照する。
著者
Brian Carrier <carrier at sleuthkit dot org>
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