Volatilityでは解析対象のOS、バージョン、32bit/64bitなどの情報をプロファイルとして指定する必要があります。KaniVolaはドロップダウンリストで選択できるようにしていますが、標準で表示されないプロファイルの扱い方を説明します。
Windows
VolatilityにはデフォルトでほぼすべてのWindowsプロファイルが組み込まれていますが、かなり数が多いためKaniVolaでは古いバージョン/サービスパック(WinXPSP2x86など)をデフォルトではドロップダウンリスト上に表示しないようにしています。
このドロップダウンリストに表示する内容は、confフォルダ配下のprofiles.txtと対応しています。解析対象のプロファイルが表示されない場合はprofiles.txtを編集し、コメント扱いの「//」文字列を外すかプロファイル名を追記してください。
上記のようにWin7SP0x64のコメントを外してからKaniVolaを再起動すると、プロファイルメニューに表示されるようになります。
Mac OS X/Linux
Mac OS XやLinuxのプロファイルは組み込まれていないため、公開されているプロファイルを入手するか自分で作成してから追加指定する必要があります。公開されているプロファイルは以下から入手可能です。
Volatility profiles for Linux and Mac OS X
https://github.com/volatilityfoundation/profiles
KaniVola.exeのあるフォルダにprofilesフォルダを作成して、プロファイル(zip)を配置します。以下はMac OS X 10.9.3用のプロファイルを配置しています。
KaniVolaのプロファイル項目でLinux/Macを選択するとprofilesフォルダに配置したプロファイルを認識し、以降は選択できるようになります。